お金や老後に不安を抱えつつも、何もできずにいた私。
(詳しくは「自己紹介とブログ開設のごあいさつ」を御覧ください。)
2020年、そんな私に人生最大の自分内革命が起こります。(現在も進行中)
そのきっかけについて書こうと思います。
ゼロからイチに向けて実行に移す力、
「やる力」と名付けたその力が圧倒的に欠けていた私。
それでも無意識のうちにやれてしまった最初の出来事からです。
2020年と言えばコロナ禍がやってきた年です。
私の仕事はホテルレストランでの接客業です。
コロナの影響で3月に入るとお客様は激減。
4月7日には全国に緊急事態宣言が発令されます。
これに伴いとうとう私のホテルも休館を余儀なくされました。
感染者はどこまで増えるのか、緊急事態はいつまで続くのかについては、
コロナ禍当初となるこの段階では、専門家ですら予想ができていなかったと思います。
そんな中、私の勤務先は
「繁忙期であるゴールデンウイークまでには営業を再開したい」
という希望を持っていました。
これに従い、休館期間を暫定的に4月下旬までと定めました。
結局この予測は外れますが。
その間、私達従業員は自宅待機を言い渡されました。
給与については「満額ではないが一定額の補償はする」とのこと。
政府による雇用調整助成金の特例措置の拡大決定と
ほぼ同じタイミングだったと記憶しています。
勤務先は売上げゼロとなり、助成の詳細もはっきりしない中、
アルバイト身分の私達にまで、ある程度の給与補償(実際は半額程度でした)を
決断してくれたのです。
これは大変有難いことでした。
とはいえ半分の月収では私の生活はままなりません。
「自宅待機期間中は別のアルバイトをしてもよいか?」
という質問に対しては
「致し方なし」
という回答だったので、私は副業アルバイトを探すことにしました。
はいココ、この瞬間です。
この瞬間こそが「やる力」のない、お金も、その知識すらもない、
不安だけを抱えていた私の人生が変わり始めた瞬間なのです。
今でもありありと想い返すことのできる人生の分岐点、その時です。
詳しくお話しましょう。
職場仲間の自宅待機中の過ごし方は、大まかに次の2つに別れました。
A 半分の給与で何とか生活し、休日として過ごす
B 別のアルバイトをして不足分の生活費を賄う
Aを選択した同僚は、例えばこんな感じです。
A-1
大の釣り好きで、これは神が釣り三昧の日々を与え給うたのであると考えた。
A-2
コロナで外出もままならず、ひたすらお籠り。テレビとお友達の日々。
自宅待機の約20日間を突然舞い込んだ休暇、それもこの業界にいる限り2度とないような
長期の休暇と捉えた人は多かったようです。
一方の私。
当時の私の預金残高は17万円程度と記憶しています。
さらに給料半減では生活が心もとない状況です。
このとき、
「今は何かしらアクションを起こしたほうがいい」
そんな言葉が私の頭の中に浮かびました。
結果、私はBを選択します。
どうせ暇を持て余すんだろうし、この際違うアルバイト経験もいいかも、
くらいの気軽なノリでした。
そもそも短期間の腰掛けだし、
最悪仕事にありつけなくても、まあ今回は仕方ないな〜で片付くわけで
お気軽になれる条件も揃っていました
ではこの時、私を何か始める方向に動かした力とはいったい何だったのか?
それは「やる力」だったのか?
その瞬間、突然私の「やる力」がアップしたのでしょうか?
答えはNOだと思います。
私は「やる力」とは個々人の性格に近いものだと想定しているので
そう簡単に変わるものではありません。
もう一つのNOの理由は、その選択に全くハードルを感じなかったから。
頑張って乗り越えたという感覚は1ミリもないのです。
つまり私自身、「やる力」を発揮したという自覚がないのです。
もし「やる力」がない人間が何かを始めようとするなら、
そこには何かしら摩擦やらストレスやらが生じるはず。
投げ出さないよう自分を鼓舞するとか、
他人に宣言して後戻りできないようにするとか、
何かしら努力する方向のエネルギーが必要だと思うのですが、
その時の私にはそれが全くなかったのです。
では私を動かしたものの正体は何なのでしょう?
…すみません、みなさん
こんな考察、細かすぎますか?
説明が長くてくどいですか?
できたのならそれでいいんじゃ?
なんで理由をいちいち考えるの?
そう思われる方もいるのではないかと思います。
しかし私は、そこを省略したくないのです。
そこに敢えて光を当てたブログでありたいのです。
多くの偉大な先達たちが「あとはやるだけ」と雑に突き放してきた
その、やること、始めることができない人たちに向けて、
もし、
やれる、始められるメカニズムのようなものが提示できたら。
やる、始めるハードルを少しでも下げられたら。
私の実体験をもとにそんなことができないかと考えています。
ただこのやり方では、遅々として話が進まないブログになるような気がします。
でも私はそれでもいいと思っています。覚悟の上です。
結果を急ぐのではなく、過程をなるべく省略せずに語る。
その中で何かしらのヒントが見つかる。
そんなブログを目指しています。
なのですみません、
結論ファーストでもなく、簡潔にまとまってもおらず、
枝葉の多い、タイパの悪い、ダサダサのブログになると思います。
そのあたりをおわかりいただいた上で
よろしくお付き合いのほど、お願いします。
このブログを読み始めるにあたっての基礎情報はここまでとします。
では、本編スタートです。